2012年6月16日土曜日

高津へ行きました

ここへ行くようになると本番を感じます。高津装飾美術株式会社。京王線国領駅からほど近くにある道具屋さんです。でも、そんじょそこらの道具屋さんではありません。映画やテレビのエンドロールで、ここの名前を見ないものは絶対ない!と断言できる日本屈指の道具屋さんです。いわゆる小道具、持ち道具の類で高津にないものはないのです。今回のガレリア座オーダーは比較的少なく、まずは第二幕に出てくる公爵家のテーブルと椅子。同じく二幕のテーブル上の果物皿、菓子皿、スープ壺(チューリンと言います)。さらに二幕の年季の入ったデッキブラシを一本。果物皿と菓子皿は急に思いついて、下見に行く日の午前中にオーダーしたにもかかわらず、こちらの希望通りの物が用意されていました。以前の公演では、ネコ脚付のバスタブ(第10回公演「天国と地獄」使用)とか、和物の人力車(第20回公演「美しきエレーヌ」使用)とか、ずいぶん妙なものをオーダーしたものです。でもなんでもあるのが「高津」です。下見に行くとワクワクするのは、大量に保管されているそうでなくても面白そうな道具の上に、NHK「梅ちゃん先生」の札とか、日テレ「ぐるナイ」の札が貼ってあるのです。そう、映画やテレビで見ている道具がそこらに並んでいるわけです。ああ、そういえば見たかも…なんて思いながら道具を見る愉しみ。偉そうにガレリア座の札が付いた道具も一緒に並びます。ちょっと誇らしい。 今回も美術監督、長谷部君が同行しました。 人物譚で長谷部君をとりあげた際、彼は高津であれこれ迷うので困ったものだと、私が書いたのが気になっていたらしく、今回は一時間足らずの滞在で高津を出たとたん、口の重い長谷部君が私にこう言ったのです。「今回は早かった…。」

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