2013年10月13日日曜日

ガレリア座とカールマン

ガレリア座第26回公演はカールマンの喜歌劇『シカゴ大公令嬢』です。カールマンの三本柱と言えば『チャールダーシュの女王』『マリツァ伯爵令嬢』『サーカスの女王』となりますが、このうちガレリア座は初期の頃、『マリツァ』を取り上げています。まったくもって赤面することに、テノールの主役タシロを私が歌い、小さな劇場で2回公演を行ったプロジェクトでした。当時はよほど人材がいなかったのでしょう(笑)。『チャールダーシュ』に関してはガレリア座の中でも「やりたい!」という希望は多いようです。でも、ウィーン・フォルクスオーパー公演で究極のフェリ・バーチ役を務めたシャーンドル・ネメットさんのイメージを越えることが、私にはどうしてもできません。ダンディズムを完璧に演じきった真に究極の演唱。全身からにじみ出る男の哀愁。たとえて言うなら、デル・モナコのオテッロ、カラスのトスカ、フレーニのミミ。誰にも替えがきかないんです。なので残念。ガレリア座ではきっとやらないでしょう。『サーカス』はやってもいいかもしれません。ただ、その昔、京王オペレッタで一度取り上げているんです。そうなると日本初演好きの私としてはどうしても後回しになりますね。カールマンではほかに『モンマルトルのすみれ』を取り上げました。オペレッタ版ラ・ボエームです。八木原、台本長い!というお叱りをいただきながらも、なお座内で再演の希望の強い作品です(でもきっとやらない、私が死んでからどうぞやってください)。ということで『シカゴ』はガレリア座3作目のカールマンということになります。これにはジャズバンドが必要です。『魔笛』の三人の童子のような子供たちも必要です。どんな舞台ができますか。どうぞオペレッタフリークの皆様、楽しみに待っていてください。
kalman

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