2013年10月20日日曜日

どうしてこうなの…?

次回公演のオペレッタ「シカゴ大公令嬢」の台本を練っています。練っていると言っても元の本はあるんです。だから正確には脚色ということになるのでしょうが、その元というのが腹が立つくらいじつにいい加減なのです。どこがいい加減かというと、オチがない。終結のさせ方が悪すぎるのです。ウィンナ・オペレッタならどれをとっても、そう言えるのです。「こうもり」は?と尋ねる向きもあるでしょう。たしかに、「こうもり」はまだとってもマシな方。とはいえ、あなた、「すべてシャンパンのせいなんだ!」で本当に片付くと思いますか?ロザリンデが件の懐中時計をアイゼンシュタインに突きつけるまではドラマです。でも、いったいそこに至るまでの「こうもり」のなかの、どこに“シャンパン”が水戸黄門の印籠の役目をするという伏線が張ってありました?こんないい加減な終わり方、誰も納得できないはずです。もうみんな慣れてしまっているから、それならそれでいいんじゃない、って思っているだけ。普通は「えっ、どうして?何が起こったの?」と思うはずです。そうじゃありません? というわけで、今、私は「シカゴ大公令嬢」の印籠を探しています。第三幕には音楽的に盛り上がるナンバーすらありません。オペレッタ作曲家は誰もがなぜ、三幕を書かないのでしょう。それが劇場を苦しめるのです。そしてこの私を…。

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