2013年11月4日月曜日

フィギュアスケートに想う

冬季オリンピック、ソチ大会まで3カ月あまり。競技関係者やマスコミ以外の一般人には、まだどうにもピンと来ません。2020年の東京開催が目立ってしまって、ソチはそっちのけ…駄洒落です…すみません。そんななか、フィギュアスケートのグランプリシリーズが始まって、テレビ放送にも力が入り始めました。冬季大会のなかで日本がメダルに近い種目ですからね。私の関心は当然、女子個人。私の場合、彼女たちの表情とか所作にしか興味が向きません(あ、男子はもちろん対象外)。私に言わせれば、フィギュアスケートにジャンプは不要。何回転跳ぶって、そりゃ曲芸ですよ。美を競うのに不必要な要素です。浅田真央ちゃんが世に注目され始めたころ、卵型のツルンとしたお顔を輝かせ、両手をひらひらさせて滑っている姿は、私には衝撃でした。もうなんとも邪気がない。滑ることの歓びが前面に押し出され、見ている人を幸せな気持ちにさせてしまう、そんな魅力がありました。現在の安藤美姫にはまったく別の魅力を感じます。女子個人3枠に入るかどうかは、当人も気になるところではあるのでしょうが、毀誉褒貶があり、母にもなって、ある種の達観というのでしょうか。彼女、一人の人間として洗練された表情をしているのです。ただひたすらに滑ることに、演じることに集中している、その透徹した美しさ、凛とした佇まいに私は魅了されてしまうのです。先日、テレビのニュースで本田望結ちゃんという子役の女の子がフィギュアスケートの演技をしているのを、たまたま目にしました。彼女はお化け視聴率をたたき出した「家政婦のミタ」で可愛らしい末っ子役を演じ、私もずいぶん泣かされました。その望結ちゃん、じつはスケート一家に生まれ、彼女のフィギュアは、タレント・プロフィールに書くような趣味の域を完全に出ているのです。子役として培った表情と所作がフィギュアの演技に生かされ、真央ちゃんの無邪気さとは全然違う、本物のプロの表情、表現。こりゃ、すごいなと思いました。アスリートがリタイヤして芸能人になるケースはありますが、彼女の場合、あり得ないような逆のルートを進む可能性があるのです。スポーツニュースに取り上げられるようになるには、まだまだ時間がかかると思いますが、いつかはその姿を銀盤の上で目にしたいなあ、と思います。

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