2013年12月9日月曜日

年の瀬は…

第九でしょう。私の第九初体験は家のスピーカーから流れるフルトヴェングラー指揮バイロイト祝祭管でした。宇宙の漆黒から滲み出るような冒頭開始部分。悠久の大地を思わせる第三楽章。そして歓喜の歌。クラシック音楽に魅了された原初的体験でした。歌唱の困難さにもかかわらず、なぜか初めて合唱にトライするのが第九。最初の本格的登山が富士山というのと似ていませんか。日本人の七不思議の一つかもしれません。私は幸か不幸か、ノーマルな合唱好き日本人の成長過程を辿らなかったためか、第九の合唱を歌ったのはガレリア座が助演出演した40代半ばを過ぎてからでした。「なんてひでえ音楽だ!」それが私の偽らざる感想でした。歌う者にとってあの楽譜はありえないものだと思います。今年も過去2年、ご一緒している綱島第九合唱団のヘルプとして、港北公会堂で第九を歌ってまいりました。合唱指導でメゾのソリストが北澤幸さん、指揮は福留和大さん、テノールのソリストが勝又晃さん、ピアノが児玉ゆかりさん。新宿オペレッタ劇場ファミリー総出の第九演奏会でした。福留君の指揮で歌うので、いつもの新宿オペレッタ劇場とは主客逆転。でもこういう形で歌い手のみなさんと関わるのも楽しいものです。年々、参加者も増え、出来も良くなっているように感じます。私も同じ立ち位置として思うのですが、アマチュアの底力はすごいですね。“音楽”以上の感動を聴衆に与えてしまうのですから。老若男女、本番のやり切った感が素敵でした。

開演前  満員です!

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