2014年10月22日水曜日

野望に燃える我らが顧問

先日、私たちガレリア座が勝手に顧問と考えている東京フィルハーモニー交響楽団首席クラリネットの杉山伸先生の演奏会が東京オペラシティのリサイタルホールで行われました。勝手に顧問というのも失礼な話なのですが、面倒見が良く人格者であられる杉山先生は、素人がオペラをやるという不可思議なうちの団体に根気よく付き合ってくださるのです。昨年の上野夏まつり出演の際には指揮まで執っていただいて、屋外会場ゆえの暑さに加え、不忍池の迫りくる蚊たち(デング熱騒動はまだでした)と敢然と戦いながら、熱演を引き出していただきました。それに杉山先生はもともとバリトン歌手なので歌のことも本当によくご存じ。夏まつりは私たちにとって勉強になる演奏会でした。さて、先生のリサイタル。弦楽アンサンブル、ピアノ、ファゴットとさまざまな組み合わせで聴かせる楽しい演奏会でした。なかでもヒンデミットの作品は東京フィルの同僚である遠藤柊一郎さんと、まるで掛け合い漫才のような演技まで披露。馴染みの薄い作品を洒落たコメディ芝居みたいに仕立てて聴衆を魅了しました。終演後に先生を囲んだとき「ひょっとして舞台に上る野望があるんじゃないですか?」と伺いましたが、明確に否定はされなかったように私には見えました。恐るべき我らが顧問です。
偉大な顧問と素直な教え子たち

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